紙製包装容器は、主流となる紙パックのほか、キャラメルなどでお馴染みの「サック式紙箱」や外食店でよく見かける「組み立て式紙箱」や「複合紙容器」などが流通しています。紙パックをはじめ、食品向け紙製容器は、機能性包装材と呼ばれる各種プラスチック素材の開発と多層化といった製造技術なくしては達成されなかったことでしょう。これら食品向けバリアー性向上に資する技術開発とともに、商品化には欠かせない容器外面のデザイン性向上も見逃せない技術と言われています。キャラメル箱で知られたサック式紙箱では、表面加工技術はじめ素材自体の改良や優れたデザインなども見逃せない技術の一端を担っています。現在行われている表面加工には、「フィルム貼り加工」をはじめ「水性ニス加工」「プレスコート加工」「箔押し加工」などがあります。