18世紀の産業革命以降、世界の森林は減少傾向にあるそうです。その主な原因は、人間の活度によるところにあり、森林の木材の利用や、住居としての土地開発、農地開拓などがその例となるようです。高度な都市文明には、人口が集中することで、さらに森林などの自然を失うこととなりつつあります。日本国内での森林の減少は都市開発のスピードとともに失われつつありますが、世界的には開発途上国の過度な農地開拓などが無秩序に行われている現状を危惧する専門家たちが数多くいるようなのです。日本は、食材や木材の多くを他国からの輸入に頼っているため、諸外国の環境崩壊は私たちの日常生活に密接な関わり合いを受けてもいるはずなのです。世界の亜熱帯森林が急激に減少することは、地球の大規模な気候変動を生み出しているなどとも考えられているようです。日本は先進国として便利で快適な暮らしは、当たり前のように感じている人々もいるかもしれませんが、全ては地球の自然環境が健全に保たれることからうみだされているものであることに気付かなくてはならないでしょう。昨今、世界的に問題視されているプラスチックごみ問題も、便利で快適な先進国の文明が排出している問題であると考えられています。日本人の暮らしのなかにある過剰なプラスチック包装が、豊かな地球の自然環境の足枷とならないような暮らしの工夫を考えなくてはならない時期に差し掛かっているようです。